ギラン・バレー症候群(GBS)とは(続き)
発症すると急速に悪化
その後、、、再発や慢性化もある
退院してからが勝負
マラソンを走るまで回復した例もある。
ギラン・バレー症候群の診療科は、神経内科になります。
都道府県別、神経内科の主な診療施設(日本神経学会ホームページより)
ギラン・バレー症候群の参考資料と闘病記
※ギラン・バレー症候群では5~10%の症例で一度改善した後に悪化することがあります。(中略)当初ギラン・バレー症候群と考えられていた症例に発症から8週を超えてから再増悪が起こった場合や3回以上の再増悪があった場合はCIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)を考慮すべきであるという報告があります。(「難病と在宅ケア」Vol.21 No.3より引用)
CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)とは?
CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)は末梢神経に脱髄を繰り返す慢性の神経難病で、四肢遠位部を中心とする脱力や運動・感覚障害を主症状とし、再発再燃を繰り返す自己免疫疾患です。
フィッシャー症候群
フィッシャー症候群は、複視や運動失調が起こるギラン・バレー症候群の亜種ですが、フィッシャー症候群からギラン・バレー症候群への移行やギラン・バレー症候群との重複もあります。
- 広義のギラン・バレー症候群には様々な特殊病型が含まれており、最も認識されているのはフィッシャー症候群である。その他にも運動障害の分布が特殊なもの(咽頭頸上腕型、多発脳神経麻痺など)や運動障害のみ(純粋運動型)のものがある。さらに、運動以外の症状が主なもの(純粋感覚型、運動失調型、純粋自立神経型)もギラン・バレー症候群の亜型と捉える考え方もある。
- 典型的なギラン・バレー症候群から特殊病型への移行型もみられることから、特殊病型であっても、ギラン・バレー症候群と共通した病態を有すると考えられており、ギラン・バレー症候群同様の治療効果が期待できる。
(日本神経学会「ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群診療ガイドライン2013」より引用)
ビッカースタッフ脳幹脳炎
眼球運動や運動失調、意識障害を三主徴とし、脳幹を病変の首座とする自己免疫疾患である。症状は4週以内にピークとなり、その後は徐々に回復に向かうのが原則であるが、約半数の症例で四肢筋力低下を来し、主として四肢筋力低下による後遺症がみられることが多い。全ての年齢層で発症がみられるが、30歳代を中心として若年者の発症が多いことが特徴である。
(難病情報センターより引用)