神経疲労・易疲労性(疲れやすさ)あるある
神経難病は良く疲れやすくなると言われますが、筋肉疲労の他に神経疲労もあります。
力が入らないだけでなく、あたかも精神的なエネルギーを使い果たしてしまったように、頭痛やめまい、目の痛み、姿勢の崩れなども起きることがあります。
周りの人に理解してもらうために、ご自身の状況を説明する時の参考にしてください。
神経疲労の具体的な症状
- 課題に向かう耐久力がない(例:集中力が保てない)
- 疲れやすく、すぐ音を上げてしまう(例:力が出ない、手足や体を動かしにくい)
- 覚醒し続けることができない(例:頭がすっきりシャキッとしない)
- あくびばかりしている
- 課題を行なった後に疲れてしまい動けなくなる(例:ぼんやりしてしまう)
- 長い間座っていることができない(例:じっとしていられない)
- すぐにうつ伏せになってしまう(例:昼寝をしないと持たない)
- 何事にも余裕がない(例:気持ちがいっぱいいっぱいになってしまう)
- 動きがスローモーションである(例:考えて体を動かしている)
- 自分が疲れていることに気づいていない(例:疲れがよくわからない)
神経疲労への対応法
- 神経疲労の存在をまず周囲が理解する
- 様々な合併症やストレスが神経疲労の原因になりうることを知る
- 薬の副作用かどうかを判断する
- 疲れたらこまめに休む
- ストレッチをする
- 30分程度の有酸素運動をする
- 緑の中を歩く
※脳解剖から学べる 高次脳機能障害リハビリテーション入門 改訂第2版、橋本圭司、上久保毅 編著、診断と治療社、120pp、2017年 より引用